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懐かしいもの

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帰宅途中、考えるともなしにぼーっと歩いていたら 懐かしいものを思い出したので、家に帰って描いてみる。 小学校にあった気がする青いベンチ。 他の人にとっても懐かしいのかどうなのか分からないけど 思い出すことができて少し満足。

最近読んだ本のことと好きな落語について

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寝る前に本を読む習慣があって布団の中で数ページ、ペラペラとしてから寝ることが多い。最近読んでいる本はサイモン・シンの『宇宙創成』。 宇宙に関する科学ドキュメンタリーといった感じで、宇宙がどのように解明されていったのか、歴史的なエピソードと一緒に描かれている。 本を読み進めていく中で、科学者や哲学者たちが真実に到達する過程も面白いのけど、そこにいたるまでの間違った宇宙観が好きだ。 例えば本の冒頭、紀元前6世紀の哲学者アナクシマンドロスは太陽や月や星は天空に空いた穴だと論じた。というようなエピソードは「その発想はなかった!」と感動したり、実際に外で月を眺めて「おぉ!そう見える!見える!」と感心したりする。 急に、話は変わるようで変わらないつもりなんだけど、 大好きな落語の一つに「やかん」という噺がある。 『やかん』は、なんでも知っているというご隠居が色々な質問に答えていくという噺。 ご隠居のその答えというのが、屁理屈のようなものばかりでついつい笑ってしまうのだけれど、いろいろな問答を繰り返していくうちに「これはなかなかバカにできないな」と思えてくる。 たしかにご隠居の答えは、非科学的で、常識外れに聞こえるものばかり。 また、それだけじゃなく話の途中から本当のことを追求することを否定するようなことまで言いはじめる始末。 ただ、たしかにそうなんだけれど、ご隠居は自分の生活の範囲で必要な答えを非論理的とはいえ、すごく創造的な形で「知って」いて、だんだん、自分たちも大半のことはそんな風にして生活しているんじゃないかと思えてくる。 そんな風に『やかん』を聴いてから、他の人がどんな風にモノゴトを見ているのかが気になるようになったし、何気ない会話にそんな部分がチラッと見えると嬉しい。 そして、『宇宙創成』で紹介されている人達の解釈は、間違っていたとしても個人的になかなかイケてて、面白い。 考えもまとまらないままだけど、そんなこんなで自分も生活の中で見たこと、考えたことを(落書きもついでに一緒にして)ブログにしようかなと思った。 更新予定は今のところないけれど。 2016.6.27 『宇宙創成』を読んで